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今年も冬の北海道旅行に行くことになった。今回はいつもとちょっと違う旅になりそうです。お客様3名を連れての旅行です。フリー旅行はあまり経験がないお客様達です。旅のプランは私に全て一任されている。ツアーコーディネーターぺこちゃんの腕の見せ所でもあります。今まで調べては積み重ねてきた情報の全てを生かし、ここはたっぷりと冬の北海道を満喫していただきましょう。(笑) ルート作りも迷いに迷って盛りだくさんのコースが出来上がる。ちょっと欲張りすぎかなぁ?お客様に喜んでもらえると嬉しいのだけど・・・。

冬の北海道といえば外せないのは流氷ですね。一番の気がかりは流氷の動きです。今回は網走でおーろら号に乗船予定。平日ということもあり予約はギリギリでも大丈夫とのこと。ところが前日に電話で聞いてみると、今日の2時の便まではなんとか持ったけど、それ以降の便では流氷は見れていないという。風向きの影響で流氷が離れてしまっているのです。明日の乗船はかなり確率が低いとのお返事でした。とりあえず当日行ってみてからどうするか決めることにした。

去年のちょうど同じ時期、ホントに丸1年前の3月13日(金)。生まれて初めて流氷をみた日です(1年前の旅行記はこちら)。そして1年後、また冬の北海道を旅行できるのはホントに嬉しいことです。

さて旅行当日。関東地方の天気は曇り。楽しみにしていた富士山はまったく見えない。羽田空港からや離陸直後の上空から見る富士山がとっても楽しみなのになぁ〜。まっ、心配していた現地のお天気はよさそうなので、そちらに期待しましょう。

AM7:55ほぼ定刻通り、私達を乗せた飛行機は女満別空港へ向けて出発した。上空から北海道が確認できる位置まで飛んでくるとがぜん気持ちが盛り上がってきますね。(笑) 釧路上空あたりからとても素晴らしい眺めが楽しめた。阿寒湖も綺麗に見えていた。女満別空港に近づくと、畑にまかれた「融雪剤」のしましま模様も確認できた。北国にも着々と春は近づいているのですね。

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上空からの景色

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阿寒湖


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融雪剤のシマシマ模様


定刻通り女満別空港に到着した。現地のお天気はなかなかいい。今日から3日間お天気であることを願いたい。去年まで配っていた観光案内所の牛乳はなくなっていたのがちょっと残念。今回の旅はオリックスレンタカーの利用です。今回も前回の旅行で使った「グランシャリオツアーズ」のレンタカープランを利用した。Sクラスの利用ならよく使うロッピーやトクーが安いけど、今回は大きな車を借りたかったので、こちらのプランが断然安かったのです。しかも予約していた車種よりもワンランク上のハイエースが配車されてラッキー!車内もとても広くて快適だ。5名乗っても余裕余裕。車高が高く見晴らしもとてもいい。なんだか今年は雪壁も去年より高いし、これだと邪魔にならず眺めがとってもいい!乗り心地だってデミオとは違うしね。(笑)

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今回のお供はハイエース
ハイエースは軽油なのだけど、軽油って安いですねぇ〜
3日間走ってもガソリン代がいつもよりずっと安かったくらい


さて肝心の流氷。本来なら、まず最初に流氷観光砕氷船「おーろら号」に乗船の予定だった。女満別空港の観光案内所で確認すると、なんと高波のため11時の便のおーろら号は欠航しているという。次回12時半の便が出向できるかはまだ決まっていないそう。しかも海に出ても網走近海には流氷がないという・・・。う〜んどうしよう?流氷ってどこまで行けば見れるのかなぁ?観光案内所の人に聞いてみたけど、詳しくはわからないという。ウトロの観光協会に問い合わせることはできるというので、電話を掛けてもらった。ウトロにはびっしり流氷があるらしい。ウトロかぁ〜ちょっと遠いなぁ?でも運転手さんならきっと行くというだろうなぁ?(笑) 今後の予定は道路状況を確認してから決めることにした。

とりあえず、おーろらターミナルに行ってみることにする。ゲットしたい物もあるしねぇ〜。(笑) 雪はたくさんあるけど、道路は乾いていてどこも走りやすい。お天気もよくなってきたし、これなら爆走も可能かも?(笑) 

網走港には流氷はまったくない。流氷を見に来たのにかなり残念です。おーろら号も欠航してるので、ターミナル内は閑散としていた。無情にも「欠航」の赤い看板が・・・。まっ、自然相手のことだから仕方ないですね。これもある意味貴重な体験なので、「欠航」の看板を写真に撮らせてもらった。カウンター内の人には笑われたけど・・・(笑)

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おーろら号 湾内には流氷のかけらもない・・・

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記念すべき?欠航中・・


そういえば、去年初めておーろら号に乗船した。その時は流氷が厚すぎて湾外にはでれなかった。その時はそれは残念に思ったけど、流氷がないよりはぜんぜんいいよねぇ〜。(笑) 去年は紋別で流氷山脈までみれてしまった訳だし、やっぱりあれはかなりラッキーだったのですね。今年は流氷はぜんぜんないし、おまけにおーろら号は欠航。これは「来年もまたおいで」と言っているのだろうか?(笑)

さあさあ、お腹もすいたことだしここでちょっと腹ごしらえ。お気に入りの「おーろら焼き」を購入する。おーろら号の絵柄が焼きつけられた「今川焼き(北海道ではおやきというらしい)」です。去年も食べたのだけど、これ美味しいのよねぇ〜。皮に練りこまれた胡麻が香ばしくて美味しい。味はアンコとクリームの2種類。私は今年もクリームを食べたけど、意外とあっさりしてて好きな味です。(残念ながら今年の販売は3月16日をもって終了したようです。たぶん冬季限定?)

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おーろら焼き(クリーム)


もうひとつおーろらターミナルには買いたいものがあるのです。それは熊の手土産「せっぱり」というオホーツク産のカラフトマス(せっぱり)のお寿司です。なんでも3月1日から試験的にここおーろらターミナルで限定販売してるらしい。(詳しい情報はこの日の日記で書いてます)

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熊の手土産「せっぱり」

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5個入り けっこう大きい 中にチーズが入ってる

これとっても美味しいです!私はかなり好きです!もともと鱒寿司は大好きで、有名な富山の鱒寿司も見かけるとよく購入する。富山の鱒寿司とはぜんぜん違う美味しさなのです。カラフトマスの切り身は3mmほどの肉厚で、一切れが大きく食べごたえがあります。お酢のきき具合もとてもいい感じ。中にはさんだ青しその風味とチーズが、酢飯とカラフトマスにベストマッチ!なんともいい感じの組み合わせです。今までにない新しい美味しさなのです。それぞれの素材がどれもとても美味しい。

添えられた「網走産の魚しょう」はクセもそれほどなく、ほんのちょっとだけかけるとカラフトマスの旨味が増す感じで美味しい。なにもつけずにそのまま食べてももちろん美味しい。もうひとつ添えられたマヨネーズは結局使わず終いだったけど、きっと洋風な味になるのでしょう。子供が喜ぶ味かもしれませんね。

1個のお寿司は普通のにぎり寿司よりも少し大きめ。1人で5個食べるにはちょっと多い量かな?食べやすい形状なので、ドライブの途中などのちょっとお腹がすいたときにも便利でしょう。


今回お客様のリクエストで「北海道で蟹を食べたい」そうな。この時期、網走近辺で蟹が食べれるところだと水産会社の直売所とか観光市場になってしまう。なんだかそうゆうところはちょっと気乗りがしなかったのだけど、通り道にあった目星をつけていた1軒「入丸水産」に入ってみる。大きな水槽にはタラバガニがいっぱい。その中の1匹をあげてくれた。なんでもこれで1杯12000円だそう。これって高い?安い???蟹の値段はぜんぜんわかりませ〜ん。(笑) 

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これで12000円

売店の隣りには食堂もあります。今日はここでリクエストの蟹を食べることにする。せっかくなので「焼きたらば」を食べてみよう。1皿2000円でタラバカニの足が2本くらいとのこと。運転手さんは蟹は食べないので4本分になるように注文をお願いした。ずいぶんオマケしてくれたようで、出てきたお皿には4本以上の蟹の足が並んでおりました。
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入丸水産の食事処 焼きタラバこれで4000円 残骸・・・(笑)

タラバカニって私は焼きカニが一番好き。焼くと甘味がますしプリプリとした身が美味しい。とっても太い足で身もぎっしりと入っている立派はカニちゃん。お客様も大満足のご様子で、満面の笑みでカニを頬張っておりました。(笑) カニにかぶりついている写真を公開できないのが残念なところです。(笑)

カニめしも注文してみた。味付けされたほぐし身がたっぷりとご飯の上に乗っている。これも美味しかったです。お持ち帰り用のお弁当も販売していた。これは冷めてもきっと美味しいと思うのでお弁当もおすすめかも?

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カニめし800円 イクラ丼1200円 おまけのカニ汁

札幌ナンバーの車だったからか、「遠くからきてくれてありがとう」となんとカニ汁を人数分サービスしてくれた。注文すれば500円だし、5人分出して頂いてとても嬉しかったです。味噌汁にもたっぷりのカニがはいっていた。しかもでっかいカニでした。こちらもとても美味しかったです。

イクラ丼も頼んだのだけど、こちらもなかなか美味しかったです。お客様もとっても喜んでくれたし、たくさんサービスしてもらったので、こちらのお店に行ってよかったです。

次の目的地は「北浜駅」です。この辺りにも流氷はぜんぜんないですね。去年来た時はびっしりと流氷があって、流氷の上にもちょっと乗ってみたのになぁ〜。たまたま1週間前に旅行した人の旅行記を見せていただきましたけど、1週間前まではかなり流氷があったのです。自然のものはなかなか相性が難しいようです。

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北浜駅 北浜駅にも流氷はありません

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流氷ノロッコ号


ちょうど「流氷ノロッコ号」がやってきた。観光バスもやってきて小さな駅舎内は大賑わい。ここから乗る人たちがいるようです。そんな賑やかな様子をお見送り〜。ノロッコ号が行ってしまうととても静かな北浜駅がもどってきた。

「北浜駅」といえば恒例の貼り付けをしなくては。(笑)前回貼った認定書のとなりに並べて貼ってみました。そういえば〜さっきここから「ノロッコ号」に乗っていった人の中にこの貼り付けエリアのどこかを指差して何やら話している親子連れがいらっしゃいました。誰の貼り付けを指差していたんだろう?ちょっと気になりますねぇ〜。(笑) それにしてもこのエリアはどんどん増殖していますね。ネット上でお名前を存じ上げてる人の貼り付けをいろいろ見つけることができました。(笑)

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恒例の貼り付け


「北浜駅」構内には「停車場」という喫茶店があります。せっかくなので今日はここでちょっとお茶タイムといたしましょう。中に入るのは初めてだけど、なかなか素敵なお店です。

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停車場 停車場店内


予定ではこのあと美幌峠経由で屈斜路湖を目指すつもりだったけど、やっぱりどうしても流氷がみたい。道路も乾いていて走りやすいので、ウトロ方面まで流氷を見に行くことにする。どこまで行けば流氷があるかなぁ?とりあえず走ってみて、あとは流氷の状況に応じて考えることにしましょう。

北浜駅から約60kmくらいかなぁ?斜里町峰浜あたりまでくると、流氷の量がぐ〜んと増えてきた。写真にはうまくとれなかったのだけど、バラバラになった流氷が海面を覆い、まるで波に乗ってるようにプカプカしている。遠く水平線上には真っ白な流氷の本体?が見える。太陽の光が反射してキラキラ輝いているのが見える。もう少し進んでみましょう。

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オシンコシンの滝より20kmくらい手前あたり

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オシンコシンの滝 オシンコシンの滝前の海岸

オシンコシンの滝のあたりまでくると海は一面流氷に覆われていた。流氷ってやっぱり感動する。こんな風に氷で海面が埋まってしまうのですからね。自然の力って凄いですよね。流氷も見れたことだし、ここまで走ってきてホントよかったです。ここまで来ればウトロの町ももうすぐそこです。せっかくなので「プユニ岬」まで走って折りかえすことにしましょう。

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プユニ岬からの眺め


知床方面にはエゾシカがとても多い。道路に面した斜面には雪がとけて土が見えているところがある。そんなところには何か植物があるのですね。鹿さんは一生懸命何かを食べていました。でも人間の動きは気になるようで、注意深くこちらの動きも観察しています。(笑)

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知床の鹿さん


流氷も見れたことだし、今夜の宿泊地である屈斜路湖方面に向かうことにする。今日は予定外のロングドライブをしてしまいました。相変わらず爆走チームです。(笑) 道路は乾いていて心配はなさそうだけど、暗くならない内に目的地には着きたいですからね。

ウトロから川湯温泉駅まではどれくらいかかったかなぁ?道路には雪はまったくなく、夏とほとんどかわらない状況で走れた。途中遅いトラックに捕まった区間がちょっとだけあったけど、あとは車もほとんどいなくて快適なドライブでした。

お客様がアイス好きなので、川湯温泉駅にあるオーチャードグラスのソフトクリームを食べさせてあげたい。と思って行ったのだけど・・・・なんとソフトクリームはお休み中。機械が故障中なんだって〜残念無念!ここのソフトクリーム大好きなのに〜。

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川湯温泉駅

川湯温泉駅には「足湯」ができていました。列車の待ち時間に足湯を楽しむのもいいかもしれませんね。ホントはちょっと入りたかったけど・・・冬はタイツとか履いちゃってるから・・・・すぐには入れない。(笑) 手だけつかってきました〜。それにしても広い浴槽でなかなか立派な設備ですね。

そんなこんなで道草していたので夕日タイムは終わってしまったようです。(笑) でも今日は空の下の方の雲が厚かったから夕日はもうひとつだったかもねぇ〜。日がおちて暗くなりかけていたけど、ちょっとだけ硫黄山と砂湯にも寄ってみた。今年も白鳥さんがいっぱい来ています。コンビニで買っておいた食パンをあげると集まる集まる。(笑) 白鳥に餌をあげるのが初めてのお客様達も大喜びでした。

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硫黄山

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砂湯


さすがに日が落ちるとぐっと気温が下がってしまいます。また明日、明るい時に白鳥さんとは遊ぶことにして、今夜の宿に向かいます。今夜は屈斜路湖畔にある「レークウッド屈斜路湖」さんにお世話になります。今回は、宿泊予約サイト「旅の窓口」から予約したのだけど、とってもお得なプランがあったのです。素泊まり1人3000円のプランです。朝食(1700円)と夕食(4000円)はオプションで追加も可能です。こんな素敵なお宿に3000円で泊まれるなんてちょっとラッキーかも〜。

屈斜路湖畔の森に中に佇む落ち着いた雰囲気のホテルです。2階建ての建物で客室は1階と2階部分にあり全て屈斜路湖に面したレイアウトになっている。窓から見える湖沿いの木々の景色もなかなか素敵です。(下の写真は翌朝撮ったものです)

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レークウッド屈斜路湖 部屋からの眺め

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部屋内

お部屋もゆったりとした作りで落ち着いた雰囲気のインテリアです。バスルーム以外にも洗面台が別に設けてあるところは使いやすい設計です。

チェックインを済ませしばらくお部屋で休憩した後、川湯温泉街にあるお寿司屋さんで夕食です。「味楽寿司(みらくすし)」さんにお邪魔します。川湯温泉なんて山間でお寿司?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、ここはオホーツク海側と釧路側、両方から美味しいお魚が届くそうですよ。しかもシャリは摩周湖の伏流水で炊いているそう。お寿司もとても美味しかったです。店主さんもとても気さくな人で楽しくお話もさせて頂きました。(詳しい情報はこの日の日記で書いてます)

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味楽寿司

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上おまかせ郷土寿司 2625円(税込) 海鮮丼 2100円(税込)

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ホッケのひらき 1050円(税込) 鮭のルイベ 735円(税込) セットのお吸い物も美味しい


お寿司が大好きなお客様達も大満足のご様子です。お腹もいっぱいになったことだし宿に戻ることにする。途中、川湯温泉街のライトアップをちょっとだけ眺めながら・・・。

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川湯温泉街のライトアップ


宿に戻って早速温泉に入ることにする。大浴場は脱衣場もまあまあの広さで清潔感がある感じ。欲をいえば、ドレッサースペースがもう2台分くらいあるといいかなぁ?(現在3台)閑散期のこの時期は大丈夫だけど、客室が満室に近いとちょっと手狭かもしれません・・・。室内風呂も、露天風呂もなかなかの広さです。お湯も肌がしっとりとする感じでとってもいい感じ。のんびりと露天風呂につかっていたら、旅の疲れても忘れてしまいますね。この時期は雪見の露天風呂になるのでなんだかちょっと嬉しいし〜。(笑)

温泉につかって温まったらすぐに眠くなってしまった。私はさっさと寝てしまったのだけどたぶん10時には寝ていた模様。(笑)

1日目終了。
   

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